組織を極める

組織や人に関することが好きなので情報発信します

一流から学ぶべきであるという話

先週の木曜日、ダイヤモンド社が主催する研修開発ラボに行ってきました。研修を内製化するための学びを得る研修です。メタ研修とでもいうのでしょうか。
1日60,000円する研修だったのですが(会社に出していただきました。ありがとうございました!)学びの多い充実した内容でした。
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今回講師を努めていただいたのは、東京大学中原先生、ラーンウェルの関根さん、講師ビジョンの島村さんの3名です。午前中の中原先生の講義では、人材開発とは何かから始まり、研修で外してはいけない7つのポイントとして、職場での育成編、若手マネージャー育成編、研修編の3つのテーマでお話を頂きました。

午後は、関根さんと島村さんがメインとなり、具体的な研修設計のポイントを教えていただきました。研修のための研修ですので、様々な研修手法も織り交ぜられており、自分が講師になるときの技も増えたと思います。

アカデミックな知識をベースとしつつも実務化視点を忘れていない講義はいつも勉強になりますが、改めて一流から学ぶべきであるで感じたことを3つにまとめます。

沢山の学びからのエッセンスを抽出している

一流の方は当たり前ですが沢山勉強しています。沢山のことを学んで来た中でこれが大事だと思うことを抽出して教えていただくので、その濃度は当然に濃くなります。この濃さが圧倒的に違うので、同じ時間を費やしたとしても与えてくれるインパクトが違うのです。

科学的な根拠に基づいている

勘と経験で語る上司や先輩はたくさんいますが、一流は科学的な根拠をもとに説明をしてくれます。伝えていただく内容には明確な裏付けがあり、表面的な内容よりもむしろその背景にこそ価値があると思います。なぜこのような話をするのかを科学的に説明してくれるので、納得感と理解度が高まります。

自分も学び続けなければならないと意識できる

一流の言葉を理解するためには、受講者側にも勉強が必要です。この考え方は知らなかった、この単語は聞いたことがなかったということが頻出するのであれば、自分自身の勉強が足りていないことがわかります。一流の方が抑えていることを知ることで、自分とのギャップを確認できます。

まとめ

研修成功のポイントとして、自己効力感を高めることが大切という話がありました。自己効力感とは、自分もできると感じる力であり、これが高まれば研修後の転移*1が進むとのことです。

来週から私自身が講師となる社内研修がスタートします。前職でも研修内製化は行いましたが、今回の研修を経験したことで一段階パワーアップした研修を企画する自信もつきました。
また、大学3年生を対象としたサマーインターンでも講師を務めます。まだまだ絶賛募集中ですので、学生さんにお知り合いがいらっしゃいましたら、ぜひ情報拡散して頂けると嬉しいです。

oz-vision-internship.com

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*1:研修による学びが行動変化をもたらし、実務で活きかつそれが持続すること