相変わらず超久しぶりにブログを書きます。今日はハロウィンでした。
僕も渋谷のハロウィンにちょこっとだけ参戦しフラッシュモブをしてきました。うんちマンと一緒に渋谷のゴミ拾いをしながらの1時間。笑顔にあふれるとても気持ち良いハロウィン体験でした。
www.unchiman.net
さてさてそろそろ本題ですが、今日は社内でワークショップを行いました。目的は「個性と能力を発揮しやすくする」ことです。なぜ個性と能力の発揮が大事かというと、人には誰しもその人が持っている資質やそこから発揮される強みがあります。自分の能力の中核となる良いところや、もっと良くなるところに気づくことでパフォーマンスが最大化すると考えているからです。
では、どうやったら、パワーの源泉となる良いところや、もっと良くなるところに気づくことができるかですが、パワフルなフレームワークにジョハリの窓 - Wikipediaがあります。Wikipediaでは、「コミュニケーションにおける自己の公開とコミュニケーションの円滑な進め方を考えるために提案された考え方。」とありますが、ぼくはちょっと違った視点で捉えました。
ジョハリの窓は発達を促すフレームワークでもある
ジョハリの窓をご存じない方もいると思いますが、ジョハリの窓とは「自分が知っている / 知らない」「他人が知っている / 知らない」を4つの象限にわけて考えます。
- 自分が知っている、かつ、他人が知っている:公開の窓
- 自分が知っている、かつ、他人が知らない:秘密の窓
- 自分が知らない、かつ、他人が知っている:盲点の窓
- 自分が知らない、かつ、他人が知らない:未知の窓
では、なぜジョハリの窓が発達を促すかですが、結論から言うと、自己認識力が高まるからです。この点をもう少し説明します。
発達するとは無意識が意識化すること(と僕は考えている)
人間性が発達するとは、無意識的に行っていたことを意識できるようになることと捉えています。例えば、自分が気づいていなかったことを捉えることができるようになることです。そのためには、まずは自分自身を認識する力を高めることからだと考えています。
ジョハリの窓では、自己開示をすることで秘密の窓が小さくなり、他者からのフィードバックを受けることで盲点の窓が小さくなると説明します。すなわち自己開示とフィードバックが公開の窓を広げます。公開の窓が広がるとは、未知の窓が小さくなることで、結果的に自己認識力が高まります。すなわち発達することにつながるのです。
僕の場合はどうだったか
実際に同じチームの仲間からフィードバックしてもらった結果がこちらです。
左側の象限(自分が知っている)は予め記入しましたが、右側の象限(自分が知らない)を追記してもらいました。チェックは「これ知っているよ」にマークしたものです。ワークショップを終えての気づきは3点ありました。
- 自分でもわかっているが、言われるとそうそうと思うことがあった。
- 「がんこである」とか。
- 「まずは計画する。その後丸投げ感ある」とか。
- 「ゴールの作り方はうまいが、ゴールをたくさん作ってしまう」というフィードバックからやりたいことがたくさんあることが判明。それを受けて2つのアクションに落とし込む。
- フォーカスすることを意識します。
- ゴールから実行計画に落とすときにもう一段階ブレークダウンします。
- 「あえて空気を読まない」という指摘があったが、本当に「あえて」なのか!?
- 自分でも認識しているが、「あえて」ではなく「素」な気がする
まとめ
ということで、良いところやもっと良くなるところに気づくワークショップの話でした。終わったあとにみんなで話したのですが、まだ自己開示が進んでいないチーム(例えば入社直後のメンバーがいるなど)でも有効と思います。(なぜなら、相互理解が進むため)
7人でも1時間30分あればできる投資対効果の高いワークショップですのでぜひみなさんもお試しください!
【参考】ワークショップの流れ
- 事前にシートを配布し、「自分が知っていること」(左側の半分)と今回参加しない人から「自分が知らないけど他人が知っていること」を埋めてもらう。
- 「強み」と「もっと良くなるところ」の2つの視点で。
- A3に印刷したシートを持ち寄り、一人3分で回し、盲点の窓にひとりずつフィードバックを記入する。
- 全員からのフィードバックが埋まったら、もう一周回して「これは同意」というコメントにチェックをする。
- フィードバックとチェックが終わったら、個人ワークに移り、「発見、気づき」を記入する。
- 「発見、気づき」が埋まったら、今後の改善アクションに落とし込む。