組織を極める

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記録に残らないエラーについて

すっかりブログの更新が滞ってしまいました。人事、総務、法務を兼務するというのは十二分なやりがいがあり、アクセル全開の毎日を過ごしています。

さて、そのような中ですが、記録に残らないエラーについてのお話です。管理部門の仕事の怖さに記録に残らないエラーがあります。

記録に残らないエラーとは何のことかと言いますと、完全なるミスや間違いではないのですが、見る人が見ればこうした方が良かったとわかる判断のことです。


僕は野球をやっていたので野球で例示します。例えば、ツーストライクでキャッチャーがファールチップを落とすと記録上はファールになります。ところが、だいたい次の球を打たれるもので、あと少しで取れた三振がヒットに変わるのです。これが記録に残らないエラーというわけです。


このように記録に残らないエラーを犯すとロクなことがありません。もっと怖いのはミスを犯した本人が最後まで気付かないこともあるということです。プロの目から見ればわかるエラーが自分では見えないのです。


知らぬが花とは言いますが、仕事においては知った上で判断をする方が見えないエラーを防ぐことができます。正しい判断を下せるようになるためにも自分の目を鍛えねばと改めて考えた次第です。

このブログは、実務を通じて個人的に学んだ現時点の見解であり、正確性および完全性について保証せず、また責任を負いません。記載内容につきましては、専門家等の意見をもとに自己責任でのご判断をお願いします。
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